Month 1
Week1
マインドセットとは
マインドセットとは、ものごとの認知の仕方・信念・思考パターンなどの心の設定のことです。人の気分は常に変化し続けますが、マインドセットはその人の生涯続く核となるような価値観です。
それは、私達の行動や結果に影響を大きく与えるため、自分の幸せに有益なマインドセットを持つことがとても大切です。
今までの自分なら考えもしなかったような大きなゴールを描くと、現状の枠の外に踏み出すことができます。どうしたら叶うのかもわからない、夢物語のようなゴールでも構いません。
大切なのは「今の自分の外」に目を向けることです。なぜでしょうか?
私たち人間には、体を環境の変化に適応させ、安定させようとするホメオスタシス(生体恒常性)という機能が備わっています。
気温が高いときに、上昇した体温を下げるために汗をかく、汗をかいたときに、失った水分の補給を促すために喉が渇く、といった例がわかりやすいですね。一方でホメオスタシスには、変化やストレスから身を守るため、元の状態に戻そうとする働きもあります。
これは私たちの体だけでなく、心にも影響します。慣れない環境に緊張して、ストレスを感じたり、気分が悪くなるのも、ホメオスタシスが現状維持を促しているからだと考えられます。
無意識に居心地のよい現状に留まろうとするホメオスタシスの性質は、いわば「結界」のようなものです。この結界を超えて、外へ、外へと足を進める後押しをしてくれるのが「大きなゴール」なのです。
そして面白いことに、ひとたび現状の枠の外に飛び出してしまえば、そこがあなたの新しい「現状」となり、ホメオスタシスは適応を始めます。そうすれば、元の現状に後戻りすることはまずないでしょう。
こうしたホメオスタシスの性質をうまく利用して、変化を促すのが「今までの自分なら考えもしなかったような大きなゴール」なのです。変化は怖いものです。でも、それを乗り越えなければ成長することはできません。さて、あなたはどんなゴールを描きますか?
やってみよう
大きなゴールをリスト書きにする
ゴールはいくつあってもOK、あとから変更してもOK
ゴールを考えることは、人生と向き合うこと
ゴールが叶って、どんな気持ちで過ごしているかまで考えることが大切
今の自分の世界の外側にあるゴールを描く - 叶え方の検討がつかないもの
このゴール設定は、あなたを今の現状の外へと連れていってくれる道を開いてくれます。ゴール設定後に現れてくるランダムなお誘いやきっかけやイベントなどに乗っていくと、それがのちになって、「あの時の点と点が線で繋がった!」というような展開になることも多々あります。大きなゴールに向かうのは地続きではなく、星座のように点と点をつないでいくようなもの。それが風の時代らしい進み方です。
これから新しい何かを学ぶ皆さん、すべての学びはアウトプットと行動を前提であることを心がけましょう。なぜ「アウトプットと行動をセットですることが大事か」というと、それは学んだことを、より記憶に定着させて、自分のものにしていくためです。
「がんばって勉強しているのに、内容がなかなか覚えられない」という経験はありませんか?それは方法を少し工夫するだけで、大きく効果がUPする可能性があるんです。
「アメリカ国立訓練研究所」の「ラーニングピラミッド」という図を見てみましょう。これは「どんな学び方をしたら、平均でどれぐらい記憶に定着するか」というパーセンテージを表しています。
講義を聴く
5%
読む
10%
自ら体験する
75%
自らの言葉で人に伝える
90%
受け身の学習よりも、能動的・主体的な学習、つまりアウトプットと行動を伴う学習のほうが圧倒的に定着することがわかります。さらに学びを定着させるには、ちょっとした復習も大きな差を生みます。
エビングハウス博士の研究によると、なんと人は何かを学んでも、1日後には67%、1か月後には79%も忘れてしまうそう!(※エビングハウス博士の忘却曲線)人は忘れる生き物なんですね。
ところが博士は、「忘れることを防いで、記憶に定着させるために最も効率的な復習のタイミング」も研究してくれました。それは下記の通りです。
記憶に定着させるために最も最適な復習のタイミング
-
学習から1日以内に10分
-
続いて1週間以内に5分
-
最後に1か月以内に2~4分
この方法を取り入れて、効率よく学び、大きく成果をあげていきましょう!
またこのコースでも、学び(インプット)の翌週には毎回復習や実践(アウトプットと行動)の期間を設けていますので、ぜひこのアウトプットの時間も有効にお使いください。
最後に。
「知っている」のと「できる」のと「やっている」のとでは大きな違いがあります。ある情報を知って、できた気になって、実際にはやらない人が多い中で「実践する」ことを徹底するだけで大きな差が生まれます。学んだことは、どんどん実践に移していきましょう!
「人生のすべての責任は自分にある」と自覚して自分の人生をクリエイトしていきましょう。
人としての器の大きさは責任の範囲に比例します。そして、責任の範囲は収入の量に比例します。
目先の自分の利益だけでなく、より広く世の中のためを考える抽象度。自分の夢だけでなく、他人の夢まで引き受けて叶えてあげよう!というくらいの視座の高さ。ビジネスで成功している人はみんなこれを持っています。風の時代がやってきて人々の意識が高くなってきた今、ここはとても大事なポイントです。
自分のためから、家族と友人のため。さらには社会のため、地球のため・・・と責任の範囲をどんどん広げていく意識と視座の高さを持って取り組んでいきましょう。そんなあなたの信念や愛に、共感する人たちや応援してくれる人たちがきっと現れてきます。
リサーチ力、検索する力を味方につけて、知らない言葉が出てきたら、その場で解決する習慣を身につけましょう。このコースでは、できる限りわかりやすい説明を心掛けていますが、専門的な単語の詳しい解説はしません。知らない言葉が出てきたら、その場で調べて瞬時に解決する習慣を身につけましょう。それも実践のひとつであり、その習慣は必ず、ご自身の力と知恵になります。
これからビジネスやライフワークをやっていくにあたって、いろんな疑問も出てくることでしょう。調べても答えがすぐに見つからない場合は、自分の中で仮説を立てて、検証するために行動するということが大事になってきます。トライ&エラーや振り返り(フィードバック)を繰り返して、自分なりのベストな解答を見つけていくことは、ライフワークを常に改善させて進化させていくことにもつながります。
そして、こうすることで、すぐに答えを求める短期的な思考から抜け出し、自ら考える力を養うことができます。自ら考える力があれば、情報に流されずに、物事の本質を見極めることができるようになるでしょう。「自己解決能力」は、これからの「予測不可能な時代」を生きていくためのかけがえのないスキルとなります。
人に親切にし、人を応援し、人に対するこころ遣いを忘れない。自分を尊重して大切にしながら、また、まわりの人たちや出逢う人たちも大切にしていきましょう。コミュニケーションを大切にし、人との交流を通じて相手の気持ちや考え方を理解しようとすることで、柔軟な思考力を身につけることができます。
そして、ギブ精神を育み、実践していきましょう。あなた自身が疲弊しないもの・ことを与えることで、誰かが幸せになるのなら、どんどん与えていきましょう。それらは、巡り巡ってあなたのところに還ってきたり、思わぬ展開を呼んでくれることにもつながってきます。
仕事・お金・健康・愛など、すべての物事には「流れ」があります。良い流れをつくるには、自ら行動することです。率先して愛や元気を与えて、大きな流れを生み出せる人こそ、高い人間力を備えた人と言えるでしょう。
やってみよう
「人間力がある人」とはどんな人か書き出してみよう
書き出した人物像から、自分自身がそうなりたいと思ったエッセンスにフォーカスしてみましょう。そうなるには、どんな行動をするといいでしょうか?それも書き出して、実際に実践に移していきましょう。
Week1 Review
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Week2
マインドセットとは
マインドセットとは、ものごとの認知の仕方・信念・思考パターンなどの心の設定のことです。人の気分は常に変化し続けますが、マインドセットはその人の生涯続く核となるような価値観です。
それは、私達の行動や結果に影響を大きく与えるため、自分の幸せに有益なマインドセットを持つことがとても大切です。
私たちはみな、それぞれのマインドセットをもって生きています。
それは、「ご飯は毎日3食べるべき」という習慣に基づくものかもしれませんし、「いい大学に入っていい会社に入れば、幸せになれるはずだ」という価値観かもしれません。
こうした、自分が正しいと信じて疑わない「思い込み」や自分自身に課した「約束事」が、私たちの人生を形作っています。どんなマインドセットをもっているかによって、どんな人生を歩むかが決まると言っても過言ではありません。
みなさんは、どんなマインドセットをもっていますか?
マインドセットは私たちの意識の深いところに根付いているため、仕事や人間関係など、あらゆる場面において私たちの決断の基礎となります。
さらに、マインドセットの影響は無意識にも及ぶため、日常の何気ない癖や習慣の中にもその人のマインドセットが現れてきます。その影響の一つひとつは小さくとも、積もり積もれば人生の質を左右するほどパワフルな概念です。
丈夫な家を建てるためには強固な基礎が必要なように、ゆるぎないマインドセットは私たちが人として成長し、豊かな人生を築くのを助けてくれます。
マインドセットを定めると迷いがなくなり、決断の質とスピードが向上します。優先順位が明確になると言ってもよいでしょう。
例えば、あなたが何よりも家族を大切にする方だとします。家族と過ごす休日にあなたのビジネスにとって重要なクライアントから食事のお誘いがあったらどうしますか?
「家族をガッカリさせたくない、でも大事なビジネスチャンスにつながるかもしれない…」と悩むときは、目先のメリットや他人の評価が判断の軸になっています。
こんなとき、「自分の一番大切なものを一番大切にする」という、シンプルかつ強力なマインドセットが判断の基盤にあれば、迷わずスマートにお断りできるでしょう。
努力がなかなか報われない、なぜかビジネスが上手くいかない…という方は、テクニックやノウハウを学ぶ前に、マインドセットを見直してみましょう。
やってみよう
(仮)マインドセットを見直してみよう
普段の行動や思考のパターンから、ご自身がどんなマインドセットをもっているか書き出してみてください。それから、ご自身の行動を変えるために、それらのマインドセットをどう書き換えるべきか考えて、アップデートしたマインドセットを書き留めておきましょう。
例えば「問題=トラブル」というマインドセットをもっていると、問題が起きるたびにネガティブな気分になり、問題をどう避けるかを考えるようになりますよね。
これを「問題=ビジネスチャンス」というマインドセットに書き換えると、問題をどう解決するかに意識が向かうため、問題に直面するたびにワクワクした気分になるはずです。
同様に「失敗」を「恥」と捉えてしまうと、失敗を恐れて挑戦できなくなるのに対して、「成長のための学び」と捉えると、失敗からいかに学び、活かすかを考えるようになります。
このように、同じ出来事に遭遇しても、マインドセットひとつで感情も行動も大きく変わってくるんです。
行動を変えたければ、まずはマインドセットから。そのためにも、日頃からさまざまな出来事に対するご自身の反応(感情・行動)を注意深く観察し、その背景にはどんなマインドセットがあるのか、ポジティブな体験に変えるにはどんなマインドセットをもつべきなのかを考えていきましょう。
質の高いマインドセットを長期的なビジョンに適応すると、「なりたい自分」や「叶えたい未来」を実現することも可能になります。
では、「なりたい自分」や「叶えたい未来」に近づくためには、どんなマインドセットを身につけたらよいのでしょう?一番の近道は、あなたの理想をすでに体現している方のマインドセットを見習うことです。「素敵だな」「私もこうなりたい」と思う方がいたら、積極的に交流し、同調していきましょう。
やってみよう
(仮)憧れのあの人のマインドセットを分析してみよう
あなたが「素敵だな」「私もこうなりたい」と思うあの人は、どんなマインドセットをもっているでしょうか?直接お話できる機会があれば「こんな時、どう考えますか?」と質問してみましょう。それが難しければ、「あの人だったら、こんな時、どう考えるかな?」と想像するだけでも確実に「なりたい自分」に一歩近づくことができます。
Week 2 review
Week3
人生を豊かにする
3つのマインドセット
はじめに
こんなことを学びます。
WEEK 1でお伝えした通り、私たちが受け取るお金の量は、人としての器の大きさに比例します。
この「器の大きさ」とは、責任の範囲を意味します。
責任の範囲を「自分事として考えられる範囲」と言い換えてもよいでしょう。誰かの幸せを自分の幸せのように喜び、誰かの不幸に自分の不幸のように心を痛める人は、器の大きな人です。こうした人は、自分の幸せと同じように、他人の幸せに対しても責任を負うという意識を持っています。
器の大きい人というのは「抽象度の高い人」でもあります。つまり、高い視座を持ち、物事を俯瞰して見ることができる人です。
問題に直面したとき、「どうやって解決しよう」だけを考える人よりも、「どうやってこの経験を自分のビジネスに活かそう」と考えられる人のほうが、成功するチャンスは大きそうですよね。
でも、抽象度の高い人は、そこからさらに「どうしたら同じ問題で困っている人の役に立てるだろう」と考えを進めます。自分よりも他人、さらには社会、世界…と責任の範囲を広げていける人こそ、大きな成功を収めることができますし、お金はそういう人に集まっていきます。
いきなり世界のため…と考えようとすると、ハードルが高く感じるという方は、まずは一歩先に目を向けることから始めてはいかがでしょうか。
例えば、本を読むときは「この本の内容を誰かにシェアする」と決める。ご自身 だけでなく他人の理解を助けるために読むのです。すると、ただ漠然と読む時よりも、あなたの中に入る情報量は一気に変わります。
人としての器を広げるには、未知の体験をすることも効果的です。今までだったら選ばなかった選択肢をあえて選んでみる、行ったことのない場所で会ったことのない人たちに会う…など、足を止めずにどんどん行動していきましょう。物事をより高い視座、抽象度の高い見方で捉えることができるようになるはずです。
ワクワクすること、心が喜ぶこと、惹かれることは間違いなく「あなたの人生をいい方向へ導くセンサー」です。
今までご自身に噓をついて、やりたくないことばかりを繰り返してきたなら、今から少しずつご自身の心を喜ばせていきましょう。小さなことでもかまいません。日常のささいなワクワクに目を向け始めると、あなたの幸せの感度は磨かれ、人生でより多くの幸福を味わうことができるでしょう。
ご自身の苦手なことまで抱え込んで、ひとりで全部やろうとして苦しんでいませんか?もちろん、苦手を克服するために努力するのは素晴らしいことですが、何回チャレンジしてもどうしても苦手なことは、人に頼るのも手です。
得意な人にお願いしたり、お金を払って委託できるものがあれば、思いきって手放してみると、空いたスペースに新しい可能性が見えてくるかもしれません。
時間とお金の使い方を変えると、人生の質が変わります。その原則は「大切なこと、もの、人を大切にする」ために使うこと。簡単なようで、これを徹底的に実践できている人は、そう多くありません。
私たちは「努力をすれば成功する」「一生懸命やれば成功する」「必死に働けば成功する」と言われて育ってきました。でも、努力の的が外れていたら、せっかく時間と労力をかけてもなかなか報われません。
もし、毎日頑張っているのに、
・なぜかずっと忙しい
・前に進んでいる感じがしない
・ステージアップしている実感がない
・数年前と変わらない生活を繰り返している
こんな風に感じるとしたら、「時間の使い方」を見直してみましょう。
時間には
1) 好転につながる時間 (投資時間)
2) 停滞につながる時間 (消費時間)
3) 転落につながる時間 (浪費時間)
の3つがあります。
1日の時間の使い方でこれらを意識して生活してみてください。
実際にスケジュール帳を色分けして、視覚的に「見える化」することも効果的です。
そのうえで、「投資時間」を増やし「浪費時間」を減らしていけば、少しずつ変化を実感できるでしょう。
そうして時間にゆとりができたら、今度はそれを「人間関係」に投資しましょう。
限られた貴重な時間ですから、お付き合いする方を選ぶときは慎重に。
・あなたの望む未来につながるお付き合い
・あなたの理想像に近い人たちとのお付き合い
は、間違いなくあなたの人生の質を向上させてくれます。
よく「普段付き合う10人の平均があなた」だと言われます。ここ数ヶ月を振り返って、次の項目にあてはまる上位10人の名前を書き出してみましょう。
・会う回数が多い
・連絡する機会が多い
・その人の目が大いに気になる
・長時間一緒にいる
・深い話をする
収入、資産、ステータス、視座の高さ、生活の充実度など…あらゆる側面において、あなたの将来は、この10人の平均値に近づきます。
収入を上げたいならば、今のご自身よりも高収入の人たちと付き合い、
視座を上げたいならば、今のご自身では考えもしないほど高い視座で活動している人たちと付き合う。
そうしているうちに、あなた自身もその人たちと同じレベルに到達することができます。
良い人付き合いは、人生の幸福度を引き上げてくれる宝物です。
その意味では、「人間関係」は最も価値のあるリソースかもしれませんね。
やってみよう
(仮)時間の使い方を「見える化」してみよう
スケジュール帳に1日の活動内容を細かく書き出したら、WEEK 3ー③の説明に沿って各活動を「投資時間」「消費時間」「浪費時間」に色分けします。無理のない範囲で、どうしたら浪費時間を減らし、投資時間に回せるか考えてみましょう。
また、どんな時間の使い方が投資時間なのかわからない…という時は、時間の使い方が上手だなと感じる方に話を聞いたり、起業家(もしくはあなたがロールモデルにしたい人物)のインタビュー記事などで紹介されている1日の時間割を参考にしてみるとよいでしょう。