
Month 3
Week9

自分の経験を
ビジネスにする
はじめに
こんなことを学びます。

数あるビジネスの中でも、個人が最も効率的に、ある程度の規模の収入を得られるモデルがコンサル型ビジネスです。
経営コンサルタントが代表的ですが、いわゆる「コンサル業」とは、お客様の問題解決をお手伝いするすべてのサービス業を指します。
具体的な例を挙げると、
・〇〇コンサルタント
・士業(弁護士、会計士、税理士など)
・〇〇カウンセラー
といった分かりやすい例から、
・コーチ
・メンター
・インストラクター
・講師
などの「人に教える」「人を導く」仕事もコンサル業に該当します。
例えば、ヘアサロンの経営者が、同業者に経営コンサルティングを提供する、といった事例はたくさんあります。
また、過去にダイエットを成功させた方なら、ダイエットコーチやパーソナルトレーナーになれるかもしれませんし、過去にアパレル企業で販売をして実績を積んだ方なら、ファッションブランドの店舗コンサルティングやパーソナルスタイリストができるかもしれません。
さらには、
・スタイリスト
・デザイナー
・プランナー
なども考え方によってはコンサル業とみなされます。
物販が中心の作家さんやアーティストさんも、コンサル業の要素を取り入れることはできます。
例えば、クリスタルの販売をしている方なら、お客様のためにぴったりなクリスタルを一緒に選んでさしあげるカウンセリングセッションで付加価値をつけることができるでしょう。アーティストの方なら、ご自身の制作プロセスをわかりやすく教えたり、アートセラピーのようなワークショップを開催してみるのはいかがでしょうか?
このように、工夫次第ではどんなお仕事もコンサル業になり得ます。
これらの職種に共通するのは、提供する価値が自分の経験に基づいているという点です。「経験=商品」といっても過言ではありません。
需要があれば、どんな経験でもビジネスにすることができます。
ご自身の経験とスキルをもとに商品やサービスを考え、不労所得を生む仕組みを作ることができれば、時間にゆとりをもちながら、どこでも好きな場所で働けるようになる点がコンサル型ビジネスの魅力です。
そうしてできた金銭的・時間的なゆとりで、ご自身の心を豊かにし、さらには周囲や世界へと豊かさを循環させていきましょう。

コンサル型ビジネスの魅力は、在庫・資金・事務所・人員がなくても始められることでしょう。
ご自身のスキルと経験さえあれば、元手ゼロで、たった一人でも、明日から開業できます。
他の多くのビジネス形態に必要不可欠な「人・物・お金」の初期投資が不要、もしくは限りなく少なくて済むコンサル型ビジネスは、起業するリスクが低いビジネスモデルと言えます。つまり、「何度失敗しても問題ない」のです。
すでに別の事業で収入を得ている方なら、なおさら安心して始められますし、コンサル型ビジネス一本で生計を立てようとしている方でもリスクを最小限に抑えることができます。
これに対して、「人・物・お金」が必要なビジネスだと、手持ちの資金の範囲でしか失敗できません。
ビジネスはチャレンジの数だけ可能性が拡がります。ポイントは「いかに損失を小さくしつつ、たくさんチャレンジできるか」。コンサル型なら、思う存分チャレンジを経験できます。
物販のみのビジネスでも、コンサル型のサービスを加えることで、上記のようなメリットを得ることができます。
あなたのビジネスの初期設計には、どれくらいの「人・物・お金」が必要ですか?どれくらいの損失なら許容できるかを考えておけば、余裕をもってチャレンジできるでしょう。

例えば、料理教室の講師は単に料理上手なだけでは務まりません。「凝った料理が作れるようになりたい」「もっとバラエティを増やしたい」など、お客様が悩んでいることを解決できてはじめて、お金を払っていただく価値が生まれます。
同様に、マーケティングに詳しく知識が豊富だとしても、知識そのものがお客様にとって価値があるわけではありません。求められるのは、ビジネスの収益を上げたいというお客様の本質的なニーズに対する解決策なのです。
コンサル型ビジネスを始めるには、その分野においてお客様の問題を解決できる専門性を身につける必要があります。お客様に提供する高い「問題解決スキル」と、ビジネスを運営して利益を上げる「経営スキル」の両方が求められるため、未経験者の参入障壁が高い点がコンサル型ビジネスの難点と言えるでしょう。

ご自身の時間を使って提供するサービスは、売上が労働時間に依存します。つまり、ご自身が働かなければ売上にならないということです。
こうしたビジネスモデルでは、売上が順調に伸びてくると、今度は忙しくて手が回らなくなるという問題が発生します。「労働時間=売上」という図式では、あなたは経営者というより、ご自身が作った事業や会社に雇われているような状態のため、自由な時間を確保するのは難しくなります。
WEEK 10では、こうしたコンサル型ビジネスの難点を乗り越えて軌道に乗せるためのスキルをご紹介します。
やってみよう
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Week 9 Review
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Week10

コンサル型ビジネスを上手に展開させる
3つのスキル
はじめに
こんなことを学びます。

コンサル型ビジネスの場合、「サービス提供スキル」とはコンサルティングを通してお客様の問題を解決する能力を指します。具体的には、お客様と対話して、問題を把握し、解決策を提供し、相手の行動を促すという一連の流れを実施していくということです。
そこで求められる具体的なスキルとして、以下のようなものがあります:
・傾聴力:お客様の話に注意深く耳を傾け、理解する力
・質問力:的確な質問をして、お客様の考えを引き出す力
・共感力:お客様の気持ちに寄り添い、お客様の立場になって考える力
・分析力:お客様の状況を客観的に見て、問題の本質を見極める力
・影響力:お客様の信頼を得て、相手にポジティブな影響を与える力
これらのスキルは、実践すればするほど磨かれていきます。毎回のセッションに誠意を尽くして全力で取り組み、うまくいった点、改善できる点を振り返りながら常にブラッシュアップしていくことを心がけましょう。

コンテンツ開発スキルとは、ご自身のノウハウを文章や動画などにまとめて商材を制作する能力です。
このスキルがあると、コンテンツという非労働型の商品を手に入れることができ、コンサルティングという労働型の商品からの収入だけに頼る必要がなくなるため、時間の余裕が生まれます。
また、ご自身の過去の成功体験をまとめ、他人に再現してもらえるよう教材を作ることで、メソッドが確立され、コンサルティング能力も高まります。
さらに良いことに、毎回コンサルティングの中で教えていた知識をコンテンツとして提供すれば、お客様に事前に基本知識を身につけたうえでサービスを受けていただくことができます。すると、コンサルティングの時間を節約できるうえ、お客様の結果も出やすくなります。
これからセミナーやプレゼンテーションを実施する際は、必ず録画しておきましょう。それを上手く動画や文章にまとめることができれば、長く価値を生んでくれる商品を作ることができます。

この情報社会においては、発信してはじめて存在を認識してもらえます。発信には、SNSなどオンライン上の投稿だけでなく、リアルで人と会って会話することも含まれます。
集客とは、未来のお客様とつながることだけではなく、情報提供をし、サービスに興味を持ってもらうことを指します。興味を持ってもらえるかどうかは、その情報の「専門性」が大事です。
お客様は「この人は、私の悩みを解決するのに最も専門的な知識や経験を有している」と判断すると、あなたのサービスに興味を持つようになります。
専門性をアピールする際に注意したいのが、初心者でも理解できるように伝えるということです。
その分野の専門家であるほど、わかりやすい表現に置き換えるのが苦手な方が多いようです。
それから、どこにでもあるような情報を自分のカラーなく伝えていてはお客様の興味を引くことはできません。多くの情報の中でも目を引くメッセージを発信する必要があります。
そのためには、ご自身の世界観、つまり他の人が発信している情報やその業界の常識に対して、ご自身はどんな見解を持っているのかという「立ち位置」を明確にすることが大切です。
以上の点に気をつけながら、未来のお客様を集め(集客)商品・サービスを購入してもらう流れを構築しましょう。
例えば、Instagramの「リール→プロフィール→HP」といった導線も1つの流れです。
Instagramでは、150文字(2023年6月現在)という短い文字数のプロフィールで、そのアカウントの活動内容や専門性をアピールする必要があります。また、あなたがもっている価値観が伝わるように、一貫したメッセージを発信することはもちろん、投稿のデザインを統一して独自の世界観を確立することがとても大切です。
ぜひ試行錯誤しながら、「この人に会ってみたい」「この人にならお願いしたい」と思ってもらえる情報発信スタイルを見つけていってください。
やってみよう
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Week 10 review



Week11

労働集約型ビジネスを
見直すタイミング
ビジネスを通してお客様を幸せにすることを志す起業家のみなさんは、きっとこんな風に考えているのではないでしょうか?
-
より多くのお客様に
-
なるべく安く
-
丁寧に時間をかけて
-
その人その人に合わせて
-
1つの自信のある商品/サービスを
提供したい――と。
こうした想いから生まれたビジネスに多いのが、ご自身の時間と労力を使った労働集約型のモデルです。
もちろん、ご自身のぺ―スでお客様と丁寧に向き合いながら仕事をすることに喜びを感じている方は、それで問題ありませんが、今よりもっとビジネスを拡大したいと思ったときに直面する壁があります。以下の 3 つのいずれかに当てはまった時は、ビジネスモデルを根本から見直してみましょう。

1つ目は、集客に限界を感じた時です。
例えば、2時間5000円のセッションを販売するというビジネスモデルで、売り上げ目標が月間50万円だとします。そうなると、毎月100人、年間で1200人の新規顧客を集客し続ける必要があります。
あなたのビジネスにはそれだけの市場があるでしょうか?また、それだけ大きな市場に個人がリーチできる予算があるでしょうか?
申し込み率が1%という優秀なサービス販売ページを持っていたとして、1200件の成約を取るには、12万アクセスが販売ページに流れないといけません。もしそれを広告で行ったならば、どれだけのコストになるでしょうか。1件1000円のコストだとしたら、広告費だけで1億2000万円必要です。
集客をするということは、それだけコストと労力がかかるのです。集客に疲れたな…と感じたときは、ビジネスモデルそのものを見直すタイミングかもしれません。

2つ目は、順調に顧客を獲得し続けることができたとしても、売上の上限が来てしまった時です。
【2時間1万円のセッションを月に50人に販売して月収50万円】という計画であれば、1ヶ月のうち5日休んで25日稼働とすると、1日につき2件の対応が必要です。それだけで1日4時間です。
集客活動、ブログやメルマガの執筆、顧客管理、顧客対応、セッションの準備などの周辺業務を考えると、 1日3件に増やすのは難しそうです。この時点で、もはや売上の上限が見えていますよね。

売上が上限に達した場合、状況を打開する方法として価格を上げるか、労働時間を短縮するかを考えますが、価格を上げることに関しては、心理的ハードルが高く、なかなか上げられない方も多いのではないでしょうか。
労働時間を短縮するには、より短時間で売上を出すための工夫が必要ですが、新商品の開発や新システムの構築にも時間がかかります。その余裕すらない場合は、いったん現状のビジネスモデルをストップして再構築する必要があります。
このように、労働集約型ビジネスは、売れなくても困るし、売れたとしても忙しくて疲弊するという矛盾をはらんだビジネスモデルなのです。
ビジネスで重要なのは持続性です。ご自身の時間に依存しない、持続可能なビジネスモデルを確立するには、これからWEEK 12~14でご紹介する「集客商品と収益商品」および「プロダクトミックス」の考え方がとても大切になってきます。
やってみよう
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